花粉症対策として進められる森林の間伐計画

花粉症がなくならない理由とは~雑草も花粉の原因~ 花粉症がなくならない理由とは~雑草も花粉の原因~

花粉の飛散量を減らす~山林の間伐はいつ行われているのか~

花粉症の抜本的な解決策として、飛散量の減少が挙げられます。そのためにも間伐が重要となるのです。ここでは間伐を行なう時期の目安や、自治体が行っている間伐への取り組みについて紹介します。

花粉症患者が増えた原因

戦後、戦争の傷跡によって丸裸となった山林には、早く育つスギなどの植林が適切だとされていました。しかし、減少していく木材需要や売り上げに対して、適切な政策転換はされませんでした。しっかり森林管理が行き届いている山は、定期的に間伐をしているので飛散量も少ないのですが、放置される山林も多く、手入れが行き届かないことによって飛散量も増えています。それによって花粉症患者が増加しているのです。

手入れされている山の間伐頻度

花粉の飛散量が多いのは、手入れを行っていない山で、しっかり管理されている場合は飛散量も少ない。ここで、どのくらいの頻度で間伐をしているのか聞いてみましょう。

スギやヒノキの生長具合などを目安に間伐をします。(40代/林業関係者)

間伐は季節などを目安に行なうことはありません。植林してから15年が経過、さらに木の直径が17センチ程度になったかどうかを目安にして間伐を行なっています。劣勢木や他の樹木の成長を妨げる原因となる木を中心に、全体の本数の3割程度を間伐します。そのあとは25年、35年を目安として間伐が行われます。ヒノキに関しても同様の考えです。しかし、ヒノキはスギと比べ成長が遅いため、間伐時期に多少の前後が生じることがあります。

花粉対策のための間伐

深刻化する花粉症への対策として、森林整備を進める自治体も多くなりました。 2006年には間伐した樹木を枝打ちして花粉を抑え、花粉量が少ない品種のスギを植林するという「花粉発生源対策」という取り組みが進められるようになりました。2012年までには5700ヘクタールの間伐、そして900ヘクタール分の枝打ちが完了しています。

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